「トーチトワリング」で生徒やけど、学校側不適切対応:名古屋

 名古屋市立守山東中学校(名古屋市守山区)で7月23日、野外学習の出し物の「トーチトワリング」の練習中、火が2年生男子生徒の衣服に燃え移りやけどを負っていたことがわかった。

 学校側は事故を名古屋市教委に報告せず、8月3日~5日の野外学習を予定通り実施した。

事故の概要

 多くの名古屋市立中学校では野外学習の際、棒の先にタオルをつけたものに火を付け、棒を回して演技する「トーチトワリング」が恒例となっているという。

 夏休み中の7月23日午後4時頃から、生徒ら10数人が校庭に集まり、教員の立ち会いのもとでトーチトワリングの練習をおこなっていた。その際にトーチの火が男子生徒の衣服に燃え移った。男子生徒は右腕に重度のやけどを負った。

 報道によると、学校側は生徒に対して「練習した日数が少なかったので罰が当たった」と発言したともされる。

 野外学習は予定通りおこない、トーチトワリングも実施した。やけどを負った男子生徒は野外学習に参加したが、トーチトワリングは見学したという。

危険なものを漠然とさせていたのは問題ではないか

 トーチトワリングを導入している学校は、愛知県にほぼ限定されているようである。

全力リサーチ「トーチトワリングは愛知だけ?」:2016年9月14日(水)|全力リサーチ|ドデスカ!-名古屋テレビ【メ~テレ】

 火の付いた棒での演技では危険性は容易に考えられる。小学校段階では火の代わりにケミカルライトを使用して実施するケースも増えているとのことだが、この中学校では安全性について検討したことはあったのだろうか。

 事故後の「罰が当たった」発言や、教育委員会に事故を報告しなかったことなど、あまりにもひどい。事故を隠蔽し、個人的な・偶発的なもの扱いして、生徒の個人責任扱いにする気なのかと疑問を持たざるを得ない。