大阪府立高校生徒死亡「いじめあった」指摘

 大阪府立高校2年だった男子生徒が2016年、同級生の名前を挙げて「学校でいろいろあった」とするメモを残して2016年に死亡した問題で、大阪府教育庁は8月8日、生徒へのいじめがあったとする第三者委員会調査報告書を公表した。

 生徒は生前、ツイッターで悪口を書かれたこと・同級生から暴行を受けたことなどの被害を学校側に訴えていた。しかし学校側はいじめと認識していなかったという。

 生徒は2016年、学校近くのマンションから転落死した。

 第三者委員会では、ツイッターでの嫌がらせ、一方的な暴行など、生徒へのいじめ12件を認定した。死亡直前の生徒の状態については「心理的に相当な不安や負担があり、混乱状態だった」とした。

 その一方で、生徒の死亡については、自殺だとは断定しなかった。またいじめと生徒の死亡との因果関係についても触れなかった。大阪府教育庁の関係者はこのことについて「生徒のプライベートな事情が関係している可能性がある」としている。

 いじめは認めたものの、生徒の死亡が自殺かどうか、また生徒の死亡といじめとの因果関係について触れていないのは、十分ではないのではないかとも感じる。