学校基本調査、高校生の全日制・定時制課程在籍者は減少、通信制課程在籍者は増加

 2019年8月8日に発表された文部科学省2019年度学校基本調査(速報)によると、高校の全日制課程および定時制課程に在籍する生徒数は少子化に伴って前年比で約6万7000人減少したものの、通信制課程に在籍する生徒は前年比で約1万1000人増加していたことがわかった。

 文科省では、通信制課程在籍生徒の増加について、「不登校などさまざまな事情を抱える受け皿になっているのではないか」としているという。

 いじめや「ブラック校則」など、学校での生徒をめぐる環境は必ずしも良好なものとはいえないのが現状である。その中で、通学に不安を覚える状況になって不登校になるケースも珍しくない。また病気やケガなどの事情で通学困難になる場合もある。

 その一方で学びへの要求は依然として強く、通信制課程が受け皿になっていることが考えられる。

 いじめや「ブラック校則」など、学校に起因する問題は少しでも変えていく取り組みが必要になる。一方で、学びたいのに学べない状況に陥っている生徒には受け皿を整えていく必要もある。