埼玉県所沢市で2018年に中学生自殺、市教委が発表

 埼玉県所沢市教育委員会は7月29日、所沢市立中学校1年だった男子生徒が2018年に自殺していたことを明らかにした。

 発表によると、生徒は2018年7月17日午前8時頃、所沢市内のマンション8階から飛び降りて死亡した。

 自殺の原因は特定されていない。いじめは「確認されなかった」・家庭での生活状況にも問題はなかったとする一方、担任だった30代の女性教諭の指導に、感情的に生徒を怒ったり泣いたりするなどの感情的な幼さがあったとしている。

 家族によると、教師が内申点の存在を念頭に、この男子生徒に対して「こんなのでは高校に行けない」という発言があったという。しかし教育委員会は、その発言は確認できなかったとした。

 現時点での市教委の発表の内容では詳細は不明な点も多いが、教員の不適切指導があった可能性もうかがわれることにもなる。引き続き調査を進める案件だといえる。

当該校では過去3年間に生徒の事件相次ぐ

 当該校では2019年7月5日、自殺した生徒と同学年にもあたる2年の男子生徒が、別の男子生徒を殺害する事件が起きている。2019年の事件については捜査中だということだが、報道によると、いじめ被害を受けた仕返しだった可能性もうかがわれるような情報も流れている。

 さらに2017年にも、生徒の自殺事件が発生しているという。

 市教委はそれぞれの事件についても調査をおこなっている。

 同じ学校で3年ほどの短期間に生徒の自殺事件2件と同級生殺害事件が相次ぐのは、異常なことである。個別事件ごとに背景を探るとともに、学校側の指導体制にも何かあったのかについても究明されるべきではないか。