山口県立高校「いじめ」関与の教諭の処分見送り方針:山口県教委

 山口県立高校の男子生徒が2016年7月に自殺し、背景にいじめが指摘されている問題では、教員もいじめに関与したと指摘されている。

 この件について山口県教育委員会は、関与した教員への処分をおこなわない方針を決めていたことが、7月13日までにわかった。いじめと指摘された行為が事実だと確認したものの、懲戒処分の対象ではないと判断した。

 この事件では、生徒は所属していたテニス部で、野球部の顧問から「助っ人」を依頼されてテニス部の練習に出られなくなったことでテニス部員からのいじめを受け、SNSで暴言を書き込まれるなどしていた。さらに野球部顧問教諭も、部の雑用を押しつけるなどのいじめに類する行為をおこなったと指摘された。

山口県立高校生徒自殺でいじめ認定、教職員の行為も「いじめに類する」と指摘
 山口県周南市で2016年に県立高校2年の男子生徒が自殺した問題について、「県いじめ調査検証委員会」は2月5日、この生徒へのいじめがあったと認定した。  同級生からのいじめのほか、教職員が「いじめに類する行為」をしたとも認定した。 ...

 これらの行為が第三者委員会で認定されていた。一方で山口県教育委員会は、教諭の行為は事実だと確認したとしながらも処分対象ではないとして、実質的には「大したことがない」とでも言いたげなことになっている。

 生徒に多大な苦痛を与えて自殺に追い込みながら、ささいなこと扱いするのはおかしいのではないか。