いじめアンケート行方不明に、誤廃棄か

 大島商船高等専門学校(山口県)で2016年~2017年に発生したいじめ事件をめぐり、学校側が調査のために実施した学生アンケートが行方不明になっていることが、7月17日までに判明した。誤って廃棄した可能性があるとみられる。

 この事件では2016年5月、当時同校1年だった男子学生Aさんが校内で自殺した。同級生グループからAさんへのいじめがあったことが指摘されている。その後、Aさんをいじめていたとみられるグループは、「同級生の男子学生BさんがAさんをいじめていた」なとと虚偽の情報を流すなどし、Bさんにいじめの標的を向けるようになった。

同学年の学生への2件のいじめ事件発覚:山口県・大島商船高専
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 Bさんはいじめが原因で適応障害を発症して一時不登校状態になり、学校側にいじめ被害を訴えていた。しかし学校側の対応が不適切だったことが指摘されている。

 学校側は2017年、調査のためのアンケートを実施した。第三者委員会では2018年12月、加害者グループがSNSで男子学生の悪口を書き込んだこと、暴言を吐いたことなど14件をいじめと認定した。

 いじめアンケートの調査内容について関係学生が問い合わせた際に、紛失が発覚した。学校側は調査の結果、ほかの廃棄書類の中に紛れ込んで誤って廃棄した可能性が高いと結論づけた。

 いじめ事件でのこのような不適切対応には、疑問を感じる。