さいたま市立南浦和中学校生徒自殺:背景に部活顧問の指導?

 さいたま市立南浦和中学校(さいたま市南区)1年だった男子生徒が2018年8月に自殺し、部活動顧問教諭(30代男性)の不適切指導が原因の「指導死」の疑いがあると指摘されていることが、7月2日までにわかった。

事件の経過

 報道によると、事件の経過は大筋で以下のようになっているとされる。

 生徒は2018年度に同校に入学し、バドミントン部に入部した。しかし生徒は練習の内容などで悩んでいる様子が見受けられた。夏休み中の2018年8月25日、顧問教諭から保護者に対し「生徒が部活を休んでゲームセンターにいた。明日呼び出して指導する」と連絡があった。

 生徒は翌日2018年8月26日、部活動に行くとして家を出たが、途中で自殺した。

 学校側の調査では、バドミントン部員から「顧問教諭から暴言を受けたり胸ぐらをつかまれるなどされた」「自殺した男子生徒に対して、顧問教諭が強い圧力をかけていた」などとする訴えが出たという。また「部活動を休むと校庭の外周を10周走らせるペナルティがあった」とも指摘された。

 顧問教諭は2019年度に別の中学校に異動した。さいたま市教委は、生徒の自殺と指導との関係については「確認できない」としている。

「指導死」の疑いも

 報道ベースの話では、詳細はまだ不明な点もある。一方で現時点で判明している範囲でも、部活動での顧問教員の指導を苦にした「指導死」の可能性があるということになる。

 部活動の運営の問題点について、徹底的に調査する必要があるのではないか。

(参考)
◎中1自殺「顧問が原因」 さいたま、昨夏に 指導巡り遺族訴え(東京新聞 2019/7/2)