罰として生徒に「校庭100周」命じ熱中症発症させる、中学校教諭を減給:千葉県

 千葉県教育委員会は6月26日、「顧問を務めるサッカー部の生徒に対して、罰として校庭ランニング100周を命じ、熱中症による体調不良に陥らせた」として、柏市立中学校の男性教諭(32)を減給1ヶ月の懲戒処分にした。

 事件は2019年5月25日に起きた。「前日のテストでカンニングをしたことへの罰」として、この教諭は同日午後0時5分頃、男子生徒に対して校庭100周を走るよう命じた。最初は1周200メートルのトラックを走らせ、途中から約400メートルの外周を走らせた。

 生徒は正午過ぎから午後3時過ぎまで、休憩を挟みながら約3時間にわたり、校庭を走っていた。しかし75周目にさしかかった頃に、ふらついたり校庭に座り込むなどした。

 生徒の異変を知った保護者が教諭に抗議して中止させ、病院を受診させたところ、熱中症の疑いと診断された。

 事故当時の気温は、隣接する我孫子市の観測地点で、ランニング開始時点で30度近くとなり、最大で32度にまで上昇していた。

 罰としてランニングを科すのもおかしなことである。また、気温が30度を超える日に長時間走らせることも、一歩間違えれば生命の危険にも至っていたものである。教諭の行為は不適切であることはいうまでもない。このようなことが起こらないようにしなければならない。