3年生向け「中学生チャレンジテスト」2019年度も実施:大阪府

 大阪府の「中学生チャレンジテスト」が、6月19日に府内の公立中学校3年を対象に実施された。

 チャレンジテストでは、「高校入試の調査書の評定(いわゆる内申点)の評定方法を、従来の相対評価から絶対評価(到達度評価)に変更したことに伴い、授業担当者・学校ごとの評定の偏りをなくして評定を公正化する」という名目で、各学校別の平均点によって、授業担当教員が各生徒の評定を付ける範囲を指定されることになる。すなわち間接的な形ながらも、テストの点数によって個別の生徒の高校入試の評定も左右されることにもなる。

 また、この制度によって実際には、大阪府の中学生全体を母集団とした相対評価のような形になり、学校間・地域間の競争や高校入試が激化しているという指摘もされている。

 さらに、試験を実施しない実技教科4教科についても、テストの点数によって評定が左右されることになる。

 維新府政の度重なる教育改悪・公立高校入試制度改悪の産物の一つとして導入された「チャレンジテスト」については、導入以来ずっと問題点が指摘され、府内の教育関係者や保護者・市民からは強い批判を受けてきた。問題点が改善されないまま、2019年度も強行されたことになる。

 このような問題をはらむテスト自体、中止すべきだといえる。