組体操「7段ピラミッド」などの危険な技をやめさせる取り組み徹底を検討へ:柴山文科相が言及

 柴山昌彦文部科学大臣は6月13日、視察先の埼玉県ふじみ野市でマスコミ取材に答え、学校での組体操の「7段ピラミッド」など危険な技について、文部科学省としても実施しないように求める方向を徹底する意向を示した。

 文部科学省では組体操事故の問題化を受け、組体操で危険な技はしないように求める通知を2016年に出している。

 その一方で対応には地域や学校によって温度差があるとされる。

 組体操をめぐっては、2019年5月に大阪府東大阪市で、「2019年6月初めに実施予定の運動会で、7段ピラミッドに挑戦する小学校がある」という情報がインターネット上で広まって批判を浴びた経緯がある。東大阪市では、最終的には実施を予定していた学校では段数を減らすなどの措置をとった。

 柴山文科相は取材に対して「子どもに大きな負荷がかかる危険な取り組みはやめるという基本的な方向をどうすれば徹底できるか検討していく」という見解を述べた。

 組体操の問題については、子どもの安全を第一に考えていかなければならない。一部には、クラス・学年の団結やら感動やらなどといって感情的にごり押しするような態度もみられるようだが、児童・生徒を危険にさらしては本末転倒である。

 事故も多発し、また科学的にも無理があるような危険な技を、子どもに押しつけることほど危険なことはない。