運動会「7段ピラミッド」実施予定:東大阪市立小学校

 複数の大阪府東大阪市立小学校で、2019年6月上旬に予定されている運動会で「7段ピラミッド」が実施される予定だと報じられた。

 保護者・市民とみられるツイッターから不安視する意見があがり、ネットで話題になっていたという。マスコミが取材して記事にしている。

 報道によると、6月1・2日に運動会を予定している東大阪市立小学校のうち、3校で「7段ピラミッド」を実施する。さらに市西部のある小学校では、7段ピラミッドに加えて4段の「タワー」も実施する。

 いずれの技も、高さがあり危険だと指摘されてきた。

 組体操事故は、東大阪市からみて隣の市にあたる大阪府八尾市の市立中学校で2015年、多段ピラミッドが崩れて複数のけが人が出た様子がネット上にアップされて批判を呼んだことなどを背景に社会問題化していた。死亡事故や重傷事故なども報告されていることから、2016年にはスポーツ庁が安全に配慮するよう求める通知を出し、禁止や段数制限に踏み切った自治体もある。

 一方で東大阪市では、ほとんどの学校で組み体操を実施しているという。

 東大阪市教育委員会によると、「市としては組体操を積極的に推奨しているわけではない。スポーツ庁の通知を学校側に届けたり、校長会での注意喚起などをおこない、安全に配慮するよう求めている」としたものの、具体的な実施については学校の判断として「段数制限などの措置はとっていない」ともしている。

 実施を決めた学校によると、「集団づくりに有意義」「安全には配慮している。過去に骨折した児童はいなかった」として、例年通り実施するという。

 「集団づくり」以前に、生徒の安全を脅かすようなことになったら元も子もない。「安全に配慮」といっても、児童を相当高い位置に登らせることで、一度失敗すれば重大な結果を招きかねない。過去に骨折事故がなかったといっても、たまたま運がよかっただけないかとも思われる。

 やはり、考え直していくべきではないか。

(続報)

運動会「7段ピラミッド」3段に減らして実施:東大阪市立小学校
 大阪府東大阪市教育委員会は5月31日、6月1~2日に東大阪市立小学校3校の運動会で組体操の「7段ピラミッド」などをおこなうとしてネット等で批判が起きていた問題に関連して、いずれも7段から3段に減らして実施することを決めたと明らかにした。 ...