いじめ事件:加害者側や学校関係者による脅迫や嫌がらせの二次被害

 「まぐまぐニュース」は2019年5月27日付で、記事「いじめ探偵がNHKスペシャル出演で受けた、脅迫や嫌がらせの数々」を配信した。

いじめ探偵がNHKスペシャル出演で受けた、脅迫や嫌がらせの数々 - まぐまぐニュース!
5月19日に放送され大反響となったNHKスペシャル「子どもの“声なき声”第1回 いじめと探偵~行き場を失った“助けて”~」。いじめの解決に執念を燃やす現役探偵の阿部泰尚(あべ・ひろたか)さんの姿は全国の視聴者の胸を打ち、…

 記事によると、いじめ問題の調査と解決に携わり、2019年5月19日にはNHKのテレビ番組「NHKスペシャル 子どもの“声なき声”第1回 いじめと探偵~行き場を失った“助けて”~」で紹介された探偵・阿部泰尚氏のところに、いじめ加害者関係者や学校関係者とみられる人物からの嫌がらせが相次いでいるとして、嫌がらせの状況を晒している。

 ともにいじめによって自殺したと指摘されている、大島商船高専(山口県)の学生自殺事件(2016年)と、名古屋市名東区の市立中学校1年女子生徒自殺事件(2018年1月)について、嫌がらせの状況を告発している。

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 大島商船高専の事件では、内部関係者をうかがわせる内容とともに「騒ぐな」などと恫喝するメールが届いたり、SNSなどで「番組の内容は嘘。デマ」などとする中傷がおこなわれたという。

 名古屋市の事件でも、「いじめはない」「自死は家庭の問題」などとする中傷や偽情報、また脅迫と受け取れる内容が送りつけられたという。

加害者側からの中傷

 いじめ事件や教師の「体罰」事件・性的虐待事件など学校関係の事件では、加害者に近い人物や学校関係者と思われる者から、加害者をかばうために被害者を貶めるような中傷・偽情報を流布する者がいたり、被害者本人や関係者・支援者に対して脅迫・恫喝をかける者が現れることはしばしば報告されている。

 さらには、事件を報道したマスコミ記事に言いがかりを付けてマスコミに殴り込みをかける者や、事件を報じたマスコミ記事の感想を書いたブログにすら言いがかりを付けてブログ運営会社に「誹謗中傷」「ブログ規約違反」などと嘘の通報をおこなってその記事を削除させようとする者までいる。

 新聞記事の感想を書いているエントリが多数の当ブログですら、過去に加害者本人を名乗ったり、匿名とはいえども本人や近い関係者を強くうかがわせる者から、脅迫的な攻撃を受けたことが何回かある。

 直接の当事者や支援者だと、嫌がらせのひどさは当ブログの受けた被害の比ではないことが想像できる。

 いじめへの加害行為だけで飽き足らず、加害者本人や学校関係者をうかがわせる者が、被害者や支援者を恫喝する二次被害まで与えているとは、とんでもないことである。加害者のいじめ気質を自ら証明する結果にはなっているとはいえども、そういうことは認められないというのが社会のルールである。