教員免許状更新失念で中学校教員失職:大阪市

 大阪市教育委員会は5月14日、市立中学校で教員免許状が失効している教員が授業をおこなっていたと発表した。

 当該教員は音楽科を担当し、2019年度は4月から3年生6クラスの授業を受け持っていた。1クラスあたり週1コマ・授業時数は2~4時間、合計18時間の授業を担当した。

 しかし当該教員が2019年5月10日に教員免許状の失効に気づき、校長に報告した。大阪市教委は事実関係の確認ののち、2019年5月14日に「同年3月31日に遡って失職」とする通知をおこなった。教員の担当した分の授業については、補講などで補うとしている。

 当該教員が更新手続き期限を誤認していたことと、学校・教育委員会の確認不足が複合したことが原因とされる。

 教員免許状更新制度の弊害を示す端的なケースとなっている。更新期限を誤認・失念して授業無効・失職というケースも、この件に限らず全国的にも時々報告されている。また更新の際の負担により、現職教員の業務に影響が出たり、臨時教員の新規採用もままならない一因となっているともされる。このような制度が本当に必要なのかという点から、見直していく必要があると感じる。