「全国学力テスト」2019年度も実施、中学校では「英語」追加

 小学校6年と中学校3年の全児童生徒を対象とした2019年度「全国学力テスト」が、4月18日に一斉に実施された。

 小学校では約1万9000校・107万6000人、中学校では約1万校・104万5000人が試験対象となった。

 中学校では初めて英語の調査が実施された。「話す」の力はパソコンに生徒の声を録音する方式だが、設備が整わないなどの学校では実施を見送ったケースも出た。

 また国語と算数・数学では、従来は基礎能力を測る「A問題」と応用力を測る「B問題」に分かれていたのを、1つの試験問題に統一した。

 全国学力テストが、児童生徒個人の到達点を計測する目的としては不十分で、学校間・地域間の平均点や順位競争となり、また通常の授業をつぶして過去問・類題演習などに充てたり、過去問・類題を想定した宿題などの課題が出されるなどの競争・序列化の問題は、拡大する一方である。

 児童生徒個人の到達点の計測目的なら、全国規模である必然性はない。また新学期以降全国学力テスト実施まで新年度の教科書の内容に入らずテスト対策の問題演習ばかりに充てているなどの実態も報告されている。このようなテストのあり方は正常ではない。