宮城県亘理町で中学生自殺、背景に学校側の不適切対応?

 宮城県亘理町立吉田中学校2年だった男子生徒が2019年3月に自殺していたことがわかった。

 生徒の家族は4月12日に宮城県庁で記者会見して事実関係を公表するとともに、「教諭から不適切な指導があった」などと訴え、宮城県教育委員会に対して第三者委員会の設置を求めた。

事件の経過

 報道によると、事件の経過は大筋で以下のようになっているという。

 生徒は2018年9月頃から、体調不良を訴えてふさぎ込むなどの兆候があったという。

 2019年2月には、理科担当の男性教諭が授業中にこの生徒に対して、他の生徒の前で「シャツが出ていて赤ちゃんみたいだな」などと繰り返し発言をおこなった。生徒はこの日、校内の自転車置き場で泣いていたのを目撃されていた。

 同月には授業を抜け出して校舎屋上にうずくまっていたところを、教員に発見された。教員が事情を聴くと、生徒は「飛び降りようとした」と話したという。

 学校側は生徒にカウンセリングを受けさせたものの、変わった様子はないと判断していた。

 生徒は2019年3月9日、部活動に参加したのち、帰宅後に自宅で自殺した。

ていねいな調査が必要

 報道の範囲では、生徒の自殺についての原因ははっきりしない部分もある。しかし少なくとも、学校での出来事が引き金になった可能性をうかがわせるような状況ともなっている。

 第三者委員会を設置して、ていねいな調査が必要になってくるといえるのではないか。