「柔軟体操」で体育教師から体を強く押されケガ、元生徒が提訴:奈良県立高校

 「奈良県立郡山高校3年だった2018年、体育の授業中に担当教師から体を強く押されるなどして腰椎椎間板ヘルニアを発症した」として、同校の卒業生の男性(18)が4月5日、奈良県に対して治療費や慰謝料など約663万円の損害賠償を求める訴訟を奈良地裁に提訴した。

事故の経過

 事故は2018年4月25日に発生した。体育の授業で前屈運動をした際、授業担当の男性教員が頭がひざに付くまで生徒の背中を強く押した。

 生徒は直後から長時間座れないなどの症状を発症し、腰椎椎間板ヘルニアと診断された。2018年7月に手術を受け、長期間登校できなくなったとしている。

 生徒は大学進学を志望しているが、事故とその後の後遺症の影響で2019年度の大学受験を断念し、卒業後は浪人生として予備校の通信教育を受講しているという。

 一般的にいえば、前屈運動・柔軟体操の際に個人の体の限界を越えた動かし方をさせるのはまずい。指導方法に問題があったのではないかとも思われる。