茅ヶ崎市立小学校「いじめを知りながら放置した」として担任処分:神奈川

 神奈川県茅ヶ崎市立小学校に通っていた男子児童が同級生からいじめを受けて不登校になり、また担任教諭はいじめに気づきながら放置したと指摘された問題で、神奈川県教育委員会は3月26日、担任だった女性教諭(31)を停職1ヶ月の懲戒処分にした。教諭は同日付で依願退職した。

 事件は2015年、児童が2年の時に起きた。この児童は同級生5人から馬乗りになって殴られる・押さえつけられてズボンを脱がされるなどのいじめを受けるようになった。しかし当時担任だった女性教諭はいじめの場面を目撃しながら「自分の学級にいじめがあるとは思いたくなく、遊びの延長ということにした」「注意するのが面倒」などとして、いじめを放置した。児童は精神症状を発症し、3年に進級直後の2016年4月より不登校になり、のちに別の小学校に転校した。

 保護者から学校に訴えがあり、学校としていじめを認知した。しかし教諭は学校側の聴き取りに際し、当初は「いじめを認識していなかった」と虚偽回答をおこなった。その後いじめを認識していたことを認めた。

 処分の理由は、いじめへの不適切対応と虚偽回答が主なものとなっている。

 いじめを放置するなどとんでもないことであり、厳しい処分はやむを得ない。いじめは悪質な人権侵害であり、認知次第迅速かつ適切に対応する方向性が取られなければならないし、そのための体制も整えていく必要がある。