学校がいじめ放置か:広島県呉市の中学校

 広島県呉市立中学校3年の男子生徒がいじめを受けて不登校になり精神疾患を発症したと訴えているにもかかわらず、学校側が放置していたと指摘されている。

事件の経過

 毎日新聞2019年3月26日付『いじめを半年以上放置 広島・呉の中3下着脱がされ精神疾患』によると、事件の経過はおおよそ以下の通りのようである。

 生徒は1年の頃から、同級生からシャツやズボンを破られるなどのいじめを受けるようになった。いじめはエスカレートし、2年時の2017年11月には、同級生数名から教室の床に押さえ込まれて下着を無理やり脱がされるなどもした。

 家族が事態を把握し、2017年11月に学校に被害を訴えた。しかし学校側は加害生徒への聴き取りをおこなったものの、2018年になって保護者に対して「グループ内の罰ゲーム」などと説明したという。

 生徒一時不登校状態になった。不安障害および睡眠障害と診断され、治療を受けている。学校側は約1年後の2018年11月になってやっと「重大事態」として扱うことにしたとされる。

 新聞報道によると、有識者からは「対応が遅い」と批判されている。まさに対応に問題があるケースではないか。いじめは人権侵害でもあり、迅速な対応こそが求められている。しかしその点を曖昧にするような対応はどうなのか。