兵庫県尼崎市中2いじめ自殺:第三者委員会がいじめを認定

 兵庫県尼崎市立中学校2年の女子生徒が2017年12月に自殺した問題で、市教委の第三者委員会は3月18日に調査結果を公表し、生徒へのいじめがあったことを指摘した。

 「いじめが自殺に影響を及ぼした」とも指摘している。

 生徒はクラスで「豚」「死ね」などの悪口を日常的にいわれていたとしている。また所属していたテニス部のLINEにも中傷書き込みがおこなわれていたとされる。

 さらに担任教師が、いじめアンケートを実施した際にこの生徒がいじめ被害を訴えていたことに気づきながら放置していたことも明らかになった。

 2017年11月6日に実施されたいじめアンケートで、この生徒は「友達に嫌なことをされたり言われたりする」との質問に「すごく当てはまる」と回答していた。しかし教諭はこの回答を放置したという。

 この生徒は自殺数日前にテニス部でのトラブルに巻き込まれていじめが激化したが、学年担当のある教師が2017年12月20日、この生徒が「トラブルを言いふらしている」と決めつけて叱責した。その直後に生徒は自殺した。生徒は「学校がしんどいです。もう無理です。ゴメンなさい。たえれませんでした」などと書いたメモを残していた。

教師がいじめの助けを求めた生徒を叱責。その3時間後に命を絶っていた。尼崎中2少女自死で第三者委が報告(赤澤竜也) - Yahoo!ニュース
一昨年12月20日、尼崎市で13歳の女児が命を絶った。市教委の諮問を受けて立ち上がった第三者委員会がこのほど調査結果を発表。自殺の背景に複合的ないじめと学校側の不適切な対応があったことを明らかにした。

 いじめアンケートへの対応にしても、直前のトラブルへの対応にしても、極めてひどいものとなっている。対応のまずさが重なり、最悪の事態を招いたことにもなっている。

 第三者委員会の報告書が出たことは一定の区切りとはなるが、事件を詳細に検証した上で同種案件に対する対応の方法を考えていかなければならない。