部活動を廃部・整理方針:兵庫・赤穂の中学校

 『神戸新聞』2019年3月9日付が『女子バレーや柔道…四つの部活動廃部に? 兵庫・赤穂中、存続求め署名も』を配信している。

 記事によると、兵庫県赤穂市立赤穂中学校で、生徒数減少や教員の負担軽減などを背景に部活動を整理し、4つの部を2021年度までに廃部にする計画を決めたという。

 廃部の対象になったのは、女子バレーボール部、柔道部、水泳部、生活文化部の4部。一人の教員が複数部顧問を掛け持ちしていることや、柔道では専門の指導者が確保できず安全確保に疑問が出ていること、水泳ではスイミングスクールと掛け持ちしている生徒が多いことなどを、廃止理由としてあげている。

 一方で廃部の対象になった部活動のOBや競技団体関係者からの反発は強く、当該部活動の存続を求める署名などもおこなわれていると紹介されている。

改革の方針は歓迎

 部活動については、教職員の負担を大きくする要因の一つと指摘されている。課外の自主的な活動にも関わらず半強制的に顧問が割り当てられること、部活動の業務に時間を取られて本来の教科指導や生徒指導などに関する業務に支障が出ていることなども問題になっている。

 一方で部活動を学校の評価・宣伝に安易に使おうとする風潮があることや、生徒の側にも内申書などに影響するという神話があることなどが積み重なり、学校における部活動の位置づけが本来以上に異常に肥大化し、生徒も教職員も部活動に追い立てられるような風潮もできてしまっている。教員の「働き方改革」については、部活動に関する位置づけも変えていかなければならないということになる。

 それらの状況を考えると、この中学校での部活動廃止・縮小の決断は、画期的なものだといえるのではないだろうか。一つのケースとして、全国的にも検討されるべき課題だといえる。