定期テスト採点で答案改ざん:岐阜県の高校

 岐阜県立海津明誠高校(岐阜県海津市)で英語を担当している教諭が、定期テストの採点で、複数の生徒の答案を改ざんして点数を不正に上げていたことが、3月1日までに発覚した。

 朝日新聞(web版)2019年3月1日『高校教諭、答案の点を改ざん「自分の評価も上げたくて」』が報じている。

 報道によると、この教諭は1年生の複数のクラスの英語の授業を担当している。2学期の期末考査の採点の際、担当する生徒12人分の答案について、教諭が正答を書き足す・誤答を教諭が正答に書き換える・誤答だと気づきながらもそのまま正答扱いで採点するなどの手法で不適切な採点をおこない、1~24点を水増ししていた。

 答案を生徒に返却する前に、他の教員が不正に気づいて発覚した。教諭は「自分の評価を上げたかった」などとしているという。

 教諭のしたことは意図的な不正であり、やってはいけないことであることはいうまでもない。

 その一方で当該教諭が「自分の評価を上げたかった」と話していると伝えられていることが引っかかった。

 テストの点数は生徒の到達点を示すものである。生徒間や学校間の順位付けや、指導教員の評価など、他者との競争のためにあるのではない。しかしながら、小中学校段階での全国学力テストなどが代表例だが、テストの点数を「競争」目的で使う風潮が生まれると、それが暴走して不正を生む温床にもなってしまう。

 今回の件があった学校や教育委員会全体で、生徒の試験成績を授業担当教員の評価に使う雰囲気があるのかという点も検証し、万が一そういう風潮があった場合は改善・是正する必要がある。