仙台いじめ母子心中:遺族側が認識語る

 仙台市立寺岡小学校2年だった女子児童へのいじめと、保護者が学校側に相談しても解決しなかったことを苦にしていたとみられる、仙台市泉区で2018年11月に発生した母子心中事件。

 この事件について、父親ら遺族関係者が2019年2月22日に仙台市役所で記者会見をおこない、この間の認識について述べた。

 この事案は約1ヶ月前の2019年1月19日に初めて公表され、学校側と市教委が対応をおこなっていた。

 この日の記者会見では、遺族側の認識と学校・市教委側の認識に相違があるとして、第三者委員会を設置して調査することを要望した。

 学校側は、児童が2018年7月に「しにたい」と書いたメモについて、「夏休みの宿題の影響」という見解を示していた。しかし遺族側は学校側の見解を否定し、いじめによるものだと訴えた。また学校側が「児童が水族館での校外学習や校内の音楽発表会などに参加していた」とすることについても、「欠席が増えていたこと、持久走や芋掘りに欠席していたことには触れていない」と指摘した。

 また、児童の母親がいじめに関する内容をまとめて学校側に渡したメモについて、校長が無断でいじめ加害者側の母親に渡していたことについては、警察に被害届を出す意向を示した。

 この事件では、学校側の不手際と思われるものや、いじめ対応として不十分ではないかと思われる内容も次々と指摘されている。事実経過についてていねいに検証していくことこそが、必要になってくるのではないか。