川口いじめ訴訟、市側はいじめを否定する主張おこなう

 埼玉県川口市立中学校のいじめ訴訟で、2月13日にさいたま地裁で第4回口頭弁論がおこなわれた。

 被告側の川口市は、第三者委員会で認定されたいじめの内容を否定する内容の書面を提出し、争う方針を示した。

いじめを否定する川口市

 このいじめ訴訟は、川口市立戸塚中学校に通っていた生徒(現在は卒業)が、在学中に所属していたサッカー部などでいじめを受けて不登校になったなどと訴えているものである。

 市の第三者委員会で認定されたいじめ内容について、市側は訴訟では「いじめ防止対策推進法上のいじめの有無と、国家賠償法上の違法性の有無は異なると考えている」として、いじめを否定する内容の書面を提出した。

 第三者委員会報告書では、「元男子生徒の自宅を加害生徒がスマートフォンで無断撮影し、LINEにあげた事案」「サッカー部のグループLINEを元男子生徒だけ外された事案」などについて、法律上のいじめに該当すると認定した。

 しかし市は裁判で、前者については「原告の元生徒が扇動した、部員同士の遊び」、後者については「グループに女子部員を入れたので、男子部員のみのグループに作り直すために一度全員を退会させた上で作り直した」として、不法行為ではないとしていじめを否定した。

 準備書面の内容は、事前に原告側にも通知されていたという。原告生徒側は市側の主張を否定し、また当時の女子部員に確認を取ったところ「そもそもLINEグループには入っていなかった」と返答があったとしている。

中傷レベルのめちゃくちゃな言い分

 市側の言い分はめちゃくちゃではないかと感じる。

 この問題では、市側が保護者を中傷しているとも受け取れるような内容の報告書を、市教委から埼玉県教委や文部科学省に提出していたことも明らかになっている。それに続いてのめちゃくちゃな言い分が発覚したということにもなる。

 裁判での主張は中傷とも受け取れる内容で、とんでもないことではないか。

(参考)
◎川口いじめ訴訟 いじめではなく遊び 市、第三者委の報告書否定(産経新聞 2019/2/13)
◎川口いじめ裁判、市が不法行為を否認 さいたま地裁(産経新聞 2019/2/13)