願書不備に気づいて書類持参するも交通機関遅れで間に合わず不受理に:静岡県立大学

 静岡県立大学薬学部(静岡市駿河区)の受験を希望していた女性が、出願時の書類不備に気づいて大学側に連絡を取った上で書類を持参したものの、交通機関の遅れのために出願最終日の締め切り時刻を約30分過ぎて窓口に到着したために、受験願書が受理されなかったことがわかった。

事件の経過

 静岡新聞2019年2月10日『沖縄の女性、出願不受理 静岡県立大に30分遅れ』によると、事件の経過は以下のようになっているという。

 受験生は沖縄県那覇市在住で、静岡県立大学の受験を希望し、事前に願書を郵送した。願書は2月6日午後4時に必着・期限を過ぎた場合は受理しないということになっていた。

 しかしこの受験生は、出願締め切り前日の2月5日深夜になり、願書に同封することになっていた調査書を入れ忘れていたことに気づいた。

 受験生は翌日の2月6日の朝一番で大学に電話した上で、沖縄から飛行機などを乗り継いで大学に書類を持参すると伝えた。受験生側によると、担当者は「遠方から来るのなら配慮する」という趣旨を話したとしている。

 しかし那覇空港から搭乗した東京行きの飛行機が遅れ、大学の窓口に到着したのは同日午後4時半頃となった。締め切り時刻を約30分遅れたために願書は受理されなかったとしている。一方で受験生側は「配慮してくれると思った」などと不満を述べたという。

気の毒ではあるが

 郵便事故や天災など不可抗力で願書が届かなかったわけではなく、受験生側のミスによって最終日に持参せざるをえなくなったものでもある。飛行機の遅れという不運が重なって受理されなかったのは心情的には気の毒ではあるが、出願の公正さなどを考えるとやむを得ないのではないかとも感じる。

 受験では、今回のように出願時の書類に不備があるとか、また当日試験会場に行く電車を乗り間違えるなど、受験生側のミスが起きることも時々報告されている。このようなミスを起こさないように、細心の注意を払っていく必要がある。