仙台いじめ心中、仙台市議会で説明

 仙台市議会は1月31日に特別委員会を開いた。仙台市立寺岡小学校でのいじめ母子心中事件について、市教委事務局担当者からの説明がおこなわれた。

 説明によると、学校・市教委はいじめの訴えがあった2018年5月以降、保護者との電話や直接の面談を約40回にわたって重ねていたことを明らかにした。また関係先に聞き取り調査をおこない、同級生の行為4件についていじめと認定したとしている。

 その上で、「学校は一定のアドバイスや指導は行っていたが、保護者の要望に応えきれなかったのは残念だ」などとした。

 委員からは、初期対応に問題があったのではないかとする質疑などがおこなわれたという。

対応の再検証を

 父親が記者会見して明らかにした内容やその後の報道などで指摘された内容によると、学校側の対応に不十分な点があったのではないかともうかがわれるような形になっている。

 いじめの訴えがあった際、担任教諭が保護者への情報共有をせずに当事者同士で握手して仲直りさせるような対応を取ったこと。加害者とされる児童2人と1対2で話すよう求めて児童が怖がっていたこと。校長室登校の際に安易に元の教室に帰るよう促す対応を取ったこと。――こういった内容が指摘された。

 報道で指摘された内容の通りなら、あまりにも表面的な対応で、不十分であり、こじらせる作用しか果たさなかったのではないかという疑念が湧く。

 この間の経過について、徹底的な検証が求められる。