運動部寮でのいじめ防止策「転入は保護者とともに」:新潟・糸魚川市

 新潟県糸魚川市立中学校で2016年に起きた運動部寮でのいじめ事件で、糸魚川市教育委員会は「転入の際には保護者と一緒に住むことを原則にする」などの再発防止策をまとめた。

 このいじめ事件は、2016年9月、相撲クラブの1年生が寮で上級生から暴力を受けて歯を折るなどのケガをしたもの。その際に、新潟県体育協会から派遣され学校に常駐していた相撲クラブ指導者が、「練習中の事故」と口裏合わせを図っていたことも明らかになった。

 またその後の調査で、上級生から下級生への日常的ないじめも判明した。

 糸魚川市教育委員会は、親元を離れての寮生活がいじめ・暴行の一因とした上で、転入は原則として保護者と一緒に居住すること、不可能な場合は身元引受人を付けることなどの改善策をまとめた。身元引受人は、当該校の学校関係者や相撲クラブ関係者はなれないとしている。

 しかしそもそも、部活動での勝利至上主義や部活動の成績を過剰にもてはやす風潮を背景としての、部活動「強豪校」目的での転入ということが、公立中学校の学校教育としては問題なのではないか。そこから抜本的に変えなければいけないと感じる。

(参考)
◎いじめ防止「親とともに転入」(NHK新潟 2019/1/25)