天童市いじめ自殺から5年、市長らが献花:山形県

 山形県天童市立第一中学校1年だった女子生徒が2014年1月、いじめを苦にして自殺した。生徒の自殺から5年にあたる1月7日、山本信治天童市長や市幹部らが生徒の自殺現場を訪れて献花し、再発防止を誓った。

 市長は「いじめの未然防止・早期発見・早期対応に力を尽くす」などとコメントしている。

 生徒は2014年1月7日、始業式の朝、天童市内の山形新幹線(JR奥羽本線)の線路に飛び込み、新幹線列車にはねられて死亡した。生徒は「陰湿な『イジメ』にあっていた」などと綴ったノートを残していた。

 市の第三者委員会は2015年、生徒の自殺はいじめが主な原因だと結論づけた。市と遺族との間では2016年、解決金を支払うなどの内容で、和解が成立している。

 天童市は事件後、学校相談員を増員して市立小中学校各校ごとに配置するなど、いじめ対策の強化を図っている。

 いじめ問題については、当事者の立場に立って、対策を強化していく必要がある。事件の内容を詳細に分析しながら、また過去に各地で起きたいじめ事件の教訓も活かしながら、可能な限りの対策を進めていくことが重要だといえる。

(参考)
◎中1いじめ自殺から5年、現場で冥福祈る 天童市長ら(山形新聞 2019/1/8)
◎<天童いじめ自殺5年>市長ら献花 再発防止策を強化(河北新報 2019/1/8)