青森市立中学校いじめ自殺、遺族が市長・教育長と面談

 青森市立浪岡中学校いじめ自殺事件(2016年)の遺族と代理人弁護士は12月29日、小野寺晃彦青森市長や成田一二三市教育長と面談をおこなった。

 このいじめ事件に関しては、2017年3月にまとめられた当初の調査報告では、自殺の原因を「思春期うつ」と結論づけていた。これに遺族側が抗議し、新たな審議会が組織されて、2018年8月にいじめが原因とする報告書を出していた。

 青森市側は面談の席上、調査の経緯を再検証していることについての報告をおこなった。遺族を傷つけるなど調査過程に問題があったとする見解が出されたという。

 遺族側からは、検証作業をおこなっていることを知らされていなかったことに遺憾の意を伝えた。さらに、当時の担任や校長など、関係した教職員への懲戒処分も含めた対応を求めた。

 この事件では、学校側の対応に問題があったこと、さらには調査内容の不十分さによって遺族を傷つけたことなど、何重にも問題が生じている形になっている。遺族側に寄り添った対応と、徹底的な検証によって再発防止策を検討していくことが、必要になってくる。

青森市立浪岡中学校いじめ自殺事件
青森市立浪岡中学校2年の女子生徒が2016年8月、いじめを苦にして自殺した事件。経過青森市立浪岡中学校2年の女子生徒は2016年8月25日、青森県内の鉄道駅で列車に飛び込み自殺した。自殺当日は、2学期の始業式の翌日だった。生徒のスマートフォ