広島市立中学校生徒自殺「いじめが主な原因」、報告書を答申

 広島市立五日市観音中学校(広島市佐伯区)3年だった女子生徒が2017年7月に自殺した問題で、広島市教育委員会が設置した第三者審議会は12月28日、生徒へのいじめが自殺の主な原因となったとする報告書を答申した。

事案の経過

 生徒は2017年7月24日、学校敷地で倒れているところを発見され、病院に搬送されたが死亡した。状況から、校舎から飛び降り自殺を図ったとみられている。

 学校側の調査では、この生徒への悪口やからかいなどのいじめが確認されたとしている。

 報告書によると、生徒は小学生時代から、複数の同級生からいじめを受けていた。中学校進学後には、「死ね」などの暴言や傘でたたかれるなどの暴力行為など、いじめがエスカレートしたと指摘されている。

 審議会は、女子生徒が残した手紙を元に、状況が悪化する中で生きることへの限界を超えるようになったと判断した。このことをあげ、いじめが自殺の原因になったとした。

 学校側の対応についても、いじめへの組織的な対応をする体制の不足や、加害者への指導に対応が割かれて生徒へのケアが不十分だったことなどを指摘している。これらのことも、自殺の間接的な要因になったとも指摘している。

 学校側の体制不足について指摘がなされたのは、重要な視点ではないかとも思われる。いじめを見逃さない体制づくりという意味でも、必要な対応がされることが求められている。

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