岩手県立高校バレー部員自殺:顧問教諭を暴行で刑事告訴へ

 岩手県立不来方高校(矢巾町)のバレーボール部員の男子生徒が2018年7月、顧問教諭からの暴力や暴言を苦にする遺書を残して自殺した問題で、遺族の代理人弁護士は11月12日、顧問の男性教諭を暴行容疑で刑事告訴する方針を明らかにした。

 告訴は週内にもおこなわれる見通しだという。

 代理人弁護士によると、教諭は少なくとも2018年2月以降、自殺した生徒の顔面をめがけて至近距離からボールをぶつけるなどの暴力行為を繰り返したとしている。

 この問題に関しては、顧問教諭は普段から、試合結果が思わしくないと「お前のせいで負けた」と罵倒するなど、この生徒へのいじめ・パワハラと思われるような「指導」を繰り返すなどしていた。

 さらには当該バレーボール部顧問は、前任校のバレーボール部でも「体罰」・暴力行為が指摘されている。前任校では、「この教諭からの暴行や暴言などが原因でPTSDを発症した」などとして、元部員の卒業生から民事訴訟を起こされ係争中でもある。

 常習的な暴行・パワハラ体質だと考えざるを得ない。刑事告訴の対象となった暴力はごく一部に過ぎないが、刑事事件としても厳正な対応が望まれる。