再調査でいじめ認定も「加害者特定困難」とする方向に:仙台・南中山中学校いじめ自殺

 仙台市立南中山中学校(泉区)2年だった男子生徒が2016年2月に自殺し、背景にいじめが指摘されている問題で、市の再調査委員会は11月4日までに、生徒への悪口があったことをいじめと認定する方針を固めた。2018年の年内をめどに報告書を作成したいとしている。

再調査委員会の経過

 この事件では一度調査委員会が設置されたものの、遺族側の要望を受けて再調査をおこなっていた。

 いじめと認定する方針を固めた内容は、上級生から悪口があったこと、自転車を壊されたこと、同級生から無視されたことなどだという。

 一方で、加害者とされた生徒が調査に応じないとして、加害者の特定は困難だとする方向で検討しているとされている。

 調査に応じなければいじめ加害者だとは認定できないというのも、おかしな話である。それでは、加害者にとっては「やったもの勝ち」になってしまうのではないか。周辺の状況からいじめの事実関係を認定する方策もあるのではないかと考えると、再調査結果も不十分なものになってしまうのかもしれないと危惧する。