学校施設の老朽化進む、校舎から雨漏り・災害時に避難所として機能しないなど:大阪府東大阪市

 大阪府東大阪市で、市立学校の校舎老朽化がひどい状態になっていると指摘されている。

 『しんぶん赤旗』2018年10月25日付『大阪 東大阪市立学校が老朽化 避難所なのに体育館雨漏り』が報じている。

報道の内容

 記事によると、共産党の東大阪市議らが2018年、市内すべての市立学校(小学校51校、中学校21校、高校1校)を訪問して実地調査と学校関係者からの聴き取りをおこなったものだという。

 その結果、▼校舎の多数の箇所で雨漏りが起き、授業が中断することがある。▼地盤沈下で体育館の階段の1段目が地面に沈んでいる。▼開閉できなくなった防火扉や防火シャッターが修繕できずに放置されている。▼校舎屋上のテニスコートに穴が空き使用できなくなっている。――などの実態が確認されたとしている。

 2018年7月の西日本豪雨の際には、市が避難勧告を出し、ある小学校が避難所となった。近隣世帯住民が小学校の体育館に避難してきたが、体育館で何カ所も雨漏りが起き、避難者は「これやったら家にいた方が安全」として全員すぐに帰宅したという話も紹介されている。

老朽化の放置は問題

 これらの現状は、学校での日々の教育活動にも影響を及ぼし、児童・生徒や教職員を危険にさらすものでもある。

 防火扉などが動かないとなると、万が一の時にはどうするのか。そもそも法令違反状態にもなっている。また雨漏りで授業が中断されるなど、安心して学べる状況ではない。

 さらに災害時の避難所としての役割にも疑問符が付くことになる。大阪府では2018年、6月の大阪北部地震、7月の西日本豪雨、9月の台風21号と、府内でも被害をもたらすような災害が相次いだ。避難所として機能しないことで、万が一の際には地域住民ごと危険にさらしかねないということにもなる。

 改修の手立てを早期に取る必要がある。