体育大会で数十人が体調不良訴える、雨に濡れたことによる低体温症か

 福岡県立福岡講倫館高校(福岡市早良区)で9月8日、体育大会の最中に多数の生徒が体調不良を訴えて救急搬送される事案が発生した。

 当日は断続的に雨が降り続き、気温も大幅に下がったことで、雨に濡れたことによる低体温症とみられるという。

事故の経過

 報道によると、事故の経過はおおむね以下のように指摘されている。

 同校では体育大会を実施することにしていた。天気予報で雨になると見込まれたことから、午前中のみの実施に短縮した上で、午前9時より実施する判断をおこなった。しかし体育大会の最中には雨が降り続いていた。福岡市での当日正午の気温は21.9度で、前日を5度ほど下回っていた。

 見学していた保護者からは「中止した方がいいのではないかという声がずっと上がっていた」という指摘がある。

 生徒らは雨に濡れる状態でグラウンドで待機し、また競技に出場した。ダンスの演目では、グラウンドに伏せる動作もおこなったという。

 正午頃に体調不良を訴える生徒が次々と現れ、学校側は午後0時40分頃に119番通報したという。

 生徒約50人が体調不良を訴え、うち36人を病院に搬送した。いずれも命に別状はないという。

 このような条件で体育大会を強行したのが妥当だったのか。検証を要する。