大阪府「中学生チャレンジテスト」台風で再延期:6月にも地震で延期

 大阪府下の公立中学校3年を対象に実施する「チャレンジテスト」。9月4日に大阪府に台風接近が見込まれることになったことに伴い、9月6日に延期することがわかった。

チャレンジテストとは

 大阪府では維新府政のもと、高校入試についても、学区制の撤廃や入試判定方式の短期間での変更、調査書の評定(いわゆる内申点)を絶対評価に変えるなど、短期間に数々の「改革」をおこなってきた。

 評定を絶対評価(厳密には到達度評価)でおこなうことになったことで、各学校間・担当教師間で評定に差が出ることを避けるとして、府内統一テスト「チャレンジテスト」を導入し、チャレンジテストの学校別成績によって担当教師が評定をつける範囲を指定されるなどの方式となった。実質的には、学校間、大阪府内全体での相対評価といっても差し支えない状態になった。

 3年生のチャレンジテストは例年、6月に実施する。しかし2018年度は試験日直前に大阪府北部地震が起きて大阪府内でも被害がでたことから、試験が通常通りできない学校が出ることが見込まれるとして、9月4日に延期していた。

 しかし9月4日には台風が接近することが見込まれる気象状況になり、再延期に至った。

 地震で延期、さらに台風によって再延期ということは、やむを得ないことではある。

 その一方で、チャレンジテストの意義そのものについても根本から問われる必要があるのではないか。事実上、大阪府全域を単位とした究極の相対評価であり、また入試日程の事実上の長期化にもなっている。これでは、生徒にとっても、また教職員にとっても、大きな負担となっているのではないか。

 地震や台風とは別の問題として、チャレンジテストには重大な問題があり、中止すべきだといえる。