教員2人が暴言:京都市立特別支援学校

 京都市立北総合支援学校中学部(京都市上京区)で、特定の男子生徒に対し、女性講師(30代)が暴言を吐いていたことがわかった。また担任の女性教諭(20代)も、生徒の保護者を中傷する発言をおこなっていたこともわかった。

 男子生徒は重度の知的障害を持っている。

 京都市教委は8月10日付で2人を口頭注意処分とした。学校側は、講師を別業務に配置転換、担任教諭も新学期が始まった8月27日付より担任業務から外した。

事件の経過

 報道によると、事件の経過は以下のようである。

 担任教諭は2018年6月11日のホームルームで、学校への水筒持ち込みをめぐって保護者と意見が対立していたことを背景に、生徒の保護者が水筒についての学校への要望事項を書面でまとめて生徒に持たせたことに逆上し、生徒に対して「今日1日やる気なくしたわ」「あんな警告文みたいなん出してくんの、もう話し合う気にもならん」と保護者を中傷する発言をおこなった。

 講師はその直後の朝の学習時間中、生徒に対して、「あんたがほんまに周りから嫌がられるタイプやったら、もう終わっているからな」などと暴言を吐いた。

 保護者が生徒に録音機を持たせていて、やりとりが録音されていたことから、2人の発言が発覚した。

 講師は暴言の意図について、「直前に担任教諭が文書を受けて落ち込んでいたようだったのでフォローした」と釈明したという。

日常的に不適切指導があったのかもしれない

 保護者が録音機を持たせるほどになっていることは、これまでの経過で決定的に強い不信感が生じていたことがうかがわれるということになる。ここまでこじれる前に、学校側が適切な対応をできなかったのかという疑問がある。

 また、報道では触れられていないが、ここまで至る経緯に、虐待や不適切な指導などをうかがわせるような痕跡が何度もあったのかもしれないとも想像する。このことについても調べる必要があるのではないか。