滋賀県で県立中高一貫校の道徳教科書採択:審議過程と結果は非公開

 滋賀県教育委員会は8月17日に臨時教育委員会会議を開き、県立中高一貫校3校で使用する中学校道徳教科書の採択をおこなった。

 採択は「委員の自由な発言に影響を及ぼす恐れがある」として非公開でおこなわれ、それまで傍聴していた市民らは途中で退出を命じられた。

 採択の結果については、「県内の市・町教育委員会でまだ採択がおこなわれていない地域もある。県の結果によって影響を与えてはいけない」として現時点では非公開とし、9月以降の発表とした。

 しかし滋賀県教委のやり方は、極めて不透明だといえるのではないか。教科書採択については、採択権は教育委員会にあるとされているが、教育委員の独断で決めるのではなく、実際に教科書を使用して授業をおこなうことになる現場教員の声を適切に反映していく必要もある。

 審議の過程や教育委員の発言を検証できないようにさせられるような、非公開での審議過程はおかしいのではないか。

(参考)
◎道徳の教科書、非公開で採択 県教委、県立中3校分(中日新聞 2018/8/20)