校外学習で水筒忘れた児童に水分取らせず体調不良に:東京・小金井市の小学校

 東京都小金井市立小学校で2年を担任している男性臨時教諭(20代)が2018年7月、校外学習の引率中に、水筒を忘れた女子児童に対して水分を取らせず、当該児童が帰宅後に体調不良を訴えていたことがわかった。

事故概要

 事故は2018年7月10日に発生した。その日は校外学習で、学校から近くの寺に行くことになっていた。学校から寺までの徒歩移動・往復で計約30分の道のりと、寺での学習約30分間、合計約1時間の日程だった。

 この日水筒を忘れた児童に対して、教諭は「出発前に水をたくさん飲んでおけばいい」として、校外学習中には水分を取らせなかった。当日の気温は約33度だった。

 児童は帰宅後頭痛などを訴え、保護者が市教委に連絡して事態が発覚した。

教諭は普段から問題行動を繰り返していた

 当該教諭は東京都の臨時職員として、2018年度からこの学校に勤務し、当該児童の2年生のクラスを担任している。

 しかし普段から威圧的な態度を繰り返し、児童が怖がっているという苦情が寄せられていたという。同じ学校の保護者からは、以下のような声があったとされる。

「『怖くて学校に行けない』というから、すごく心配して、朝、学校まで送っているという話を聞いた」「『忘れ物をしたら怒られるから、学校に行きたくない』と聞く」「見に行った保護者が教室をのぞいたら『給食の時、お通夜のようだった』と聞いた」

(TOKYO MX 2018年8月16日『クレーム続出の小学教諭、児童に水取らせず 東京・小金井市』)

 2018年5月には、約20人の保護者が、このクラスの担任を変えるよう求めて学校に要望をおこなったという。

 学校側は、過去に2回ほど、別の児童に対して「死ね」などと不適切発言をおこなったとして、教諭を口頭注意したことがあるという。

 今回の事案については、市教委が8月2日付で「命に関わる可能性もあった」「児童の安全を第一にしてほしい」として、口頭注意処分にした。

 短期間にこのような威圧的な対応を繰り返し、不適切「指導」が問題になるケース。2017年に愛知県豊橋市の小学校で起きた事件とそっくりだという印象を受ける。このような行為を繰り返す教師に対して、実効ある改善策がとれないというのは、重大な問題ではないか。

(参考)
◎クレーム続出の小学教諭、児童に水取らせず 東京・小金井市(TOKYO MX 2018/8/16)
◎校外学習で水筒忘れた児童、教諭が水分取らせず(読売新聞 2018/8/16)