「体罰」・暴力行為の報告を怠ったとして校長を処分:大阪市

 大阪市教育委員会は8月10日、勤務校で発生した「体罰」・暴力行為を隠蔽したとして、市立小学校の男性校長(50)を減給1ヶ月の懲戒処分にしたことを公表した。処分は2018年7月26日付。

事件概要

 大阪市の報道発表によると、理由について以下のことが記されている。

平成27年7月及び平成28年10月、前任校において、教諭が児童に対して行った体罰行為の発生後報告を受けたほか、平成28年7月に実施した体罰アンケートで関連事案についての記載があったにもかかわらず、教育委員会に対する報告を怠った。

 「産経新聞」の報道が、より詳細な発生状況を報じている。

 これによると、校長は前任校校長として勤務していた当時の2015年7月と2016年10月にそれぞれ、同じ教諭が「林間学校の指導」「テスト中に落書きをした」として、児童の腹を蹴るなどの「体罰」・暴力行為を繰り返していたことを把握しながら、教育委員会への報告を怠っていたとしている。

 また2016年に7月に実施したアンケートで当該「体罰」事案の記載があったことも隠していた。

 校長は「保護者から直接抗議を受けなかったため、問題はおさまったと考えていた」と釈明したという。

 「体罰」を加えた教諭は、文書訓告処分となっている。

 これでは、「体罰」・暴力行為を把握していながら、隠蔽したといわれてもやむを得ないのではないか。また、教諭の暴力行為を「ささいなこと」「たいしたことない」扱いしているとみられてもおかしくない行為である。

(参考)
◎部下の教員の体罰を報告せず 児童の腹蹴る 大阪市立小校長を懲戒処分(産経新聞 2018/8/10)