部活顧問が「罰」としてランニング命じ熱中症発症:滋賀・大津の中学校

 滋賀県大津市立南郷中学校のソフトテニス部で、顧問教諭が「罰」として男子生徒に校舎の周囲を80周ランニングするよう命じ、生徒が熱中症を発症していたことがわかった。

事故の概要

 新聞報道によると、事故は2018年7月12日午後の部活動中に起きた。

 この男子生徒が「練習中にミスが多かった」として、顧問の男性教諭(31)が生徒に対して、校舎の周囲を80周ランニングするように命じた。

 校舎外周は約230メートルで、生徒は9周回ったところで倒れたという。

 午後5時10分頃、校内での工事に携わっていた外部業者の作業員が、倒れている生徒を発見し、学校を通じて119番通報した。生徒は救急搬送されて熱中症と診断された。夜のうちに退院し、翌日は自宅で静養したという。

明らかに不適切指導

 事故当日の大津市の気温は、最高気温32.9度、発見直前の午後5時時点の気温は30.1度だった。

 このような状況の中で、ランニングを命じること自体が危険極まりない。

 さらに「練習でうまくできなかった罰」というおかしな精神論も、非科学的極まりない。

(参考)
◎「校舎80周走れ」生徒倒れ救急搬送 滋賀・中学部活顧問が指示(京都新聞 2018/7/14)
◎真夏日の部活「校舎80周走れ」…中2倒れ搬送(読売新聞 2018/7/14)