教科書採択の教育委員会会議は8月1日:横浜市教委

 横浜市教育委員会はこのほど、教科書採択にかかる教育委員会会議を、2018年8月1日午後2時より開催すると発表した。

横浜市教育委員会 教育委員会会議開催予定(平成30年8月1日)

 2019年度より使用される中学校道徳教科書の採択がメインになるとみられる。

教科書採択をめぐる背景

 横浜市では、市全域を1つの採択地区として教科書採択を実施することになっている。生徒数や使用教科書冊数が日本一多い採択地区でもある。

 横浜市ではかつては18行政区ごとに18の採択地域を設置していたが、全市1区に統合した経緯がある。極右的な内容の社会科歴史・公民教科書の採択に有利にさせようとする狙いがあるとみられていた。

 そして2011年・2015年の中学校教科書採択では、社会科の歴史的分野・公民的分野で、2回連続で育鵬社教科書が採択されている。採択の中身も、また採択プロセスの不透明さについても疑問が呈されている。

 今回2018年の道徳教科書採択では、日本会議やヘイト本出版社とのつながりが指摘されたり、内容も過度の日本美化や長時間過密労働当然視などの極端な内容が記されている「日本教科書」の採択の可否が焦点になるとみられる。

 2018年度は、傍聴の抽選に漏れた傍聴希望者に対し、別室での映像中継を実施するという。2015年の教科書採択の際には、映像中継がなくて批判が出ていたことを踏まえた措置だと思われる。

横浜市は注目の採択地区の一つ

 横浜市については、過去数回の教科書採択での対応、またその他の教育施策も含めて、これまでの教育委員会の姿勢を考えると、採択の動向が特に気になる地域の一つでもある。

 よりよい結果になるように注目していきたい。