いじめで不登校「学校に不適切対応あった」として提訴:埼玉・川越市

 「埼玉県川越市立中学校に在学中、同級生からいじめを受け、学校側が適切に対応しなかったことで不登校状態になった」として、元生徒の女性(16)が川越しを相手取り、約2200万円の損害賠償を求める訴訟をさいたま地裁川越支部に起こしていたことがわかった。

 提訴は2018年5月9日付。

事件の内容

 報道によると、事件の概要はおおむね以下のようである。

 生徒は2015年4月に同中学校に入学した。しかし所属していた吹奏楽部で、同級生の女子生徒から「キモい」などと悪口を言われるなどのいじめを受けた。

 生徒と両親は学校側に対応を求めたが、学校側は「生徒の精神疾患に基づく妄想」と決めつけて取り合わなかった。生徒は1年生だった2015年12月から卒業まで登校できなくなったとしている。

 川越市教育委員会は2017年、いじめがあったと認定する第三者委員会報告書をまとめた。

 生徒側は、学校側が速やかに対応しなかったことについて、いじめ防止対策推進法に規定されている義務違反だと指摘しているという。

学校側の対応は適切か?

 いじめの訴えがあったにもかかわらず、きちんと調査しないまま、生徒側の妄想と決めつけて取り合わなかったという生徒側の主張が事実だった場合、極めて問題ではないかといえる。

 事実関係をていねいに検証した上で、必要な措置をとるべきではないか。

(参考)
◎同級生のいじめで不登校に…学校の対応は違法 元女子中学生と両親、川越市を提訴/さいたま地裁(埼玉新聞 2018/6/29)
◎いじめ被害 川越市を提訴 元女子中学生「不適切対応で不登校」 /埼玉(毎日新聞 2018/7/4)