小学校プールでの不適切指導で難聴の後遺症、被害元児童が市を提訴:広島・福山市

 小学校3年だった2003年、体育の水泳の授業で男性教諭からプールに沈められ難聴などを発症したとして、当時広島県福山市立小学校に通っていた女性(23歳)が福山市を相手取り、約2000万円の損害賠償を求めて広島地裁福山支部に提訴していたことがわかった。

 6月27日に第1回口頭弁論が開かれ、福山市は「事実関係を確認する」として争う方針を示した。

事故の概要

 報道によると、事故の経過は、概略で以下のようである。

 女性は小学校3年だった2003年7月、泳げなかったにもかかわらず、授業担当だった男性教諭から首近くを押さえつけられて、顔を無理やり沈められるなどした。

 教諭の行為が原因で、女性は中耳炎や耳鳴りなどを発症した。鼓膜切開などの手術を受けたものの回復せず、また症状が悪化した。事故から10年以上を経て、両側難聴の症状固定と診断された。2017年には「日本スポーツ振興センター」から後遺障害と認定され、災害共済の見舞金約500万円が支払われた。

 当該教諭は当時臨時採用で、事故から15年後の2018年時点では教員ではないという。

限りなく故意に近いのでは

 水泳の指導としてもかなり乱暴なものだし、後遺症を残すほどのケガをさせるなど全くの論外である。

 事故から15年がたっているとはいえども、当時の指導について検証して再発防止を図り、また被害者への必要な補償をおこなっていく必要があるのではないか。

(参考)
◎水泳の授業で難聴に 女性が福山市に損害賠償求める(広島ホームテレビ 2018/6/27)
◎水泳授業で難聴と提訴 教諭に顔沈められ、広島(産経新聞 2018/6/27)
◎提訴 「水泳で難聴」 損賠求め、女性が福山市を /広島(毎日新聞 2018/6/27)