高校相撲部の顧問教諭が暴力、生徒が提訴:岩手県

 岩手県立高校で、相撲部の顧問教諭から暴力や暴言を受けたとして、相撲部員の男子生徒が県を相手取り、約220万円の損害賠償を求める訴訟を盛岡地裁に起こしていたことがわかった。

 提訴は2018年5月31日付。第1回口頭弁論は7月19日の予定。

事件概要

 この生徒は現在2年生。同校1年だった2017年10月、部室で顧問教諭から「練習メニューを守らなかった」などと難癖をつけられて、同級生2人とともに顔面を殴られるなどの暴行を受けた。教諭は暴行の際、「今後このようなことがあったらぶっ殺す」と脅す暴言を吐いたという。

 生徒は鼓膜損傷のケガを負った。精神的苦痛で円形脱毛症を発症したとも訴えている。

 岩手県教育委員会は教諭の暴力行為を認定し、「体罰」だとして教諭を停職2ヶ月の懲戒処分にした。

 加害教諭は他校に異動し、被害生徒は引き続き同校に通学して部活動を続けているという。

悪質な暴力行為

 教諭の行為は、教育でもなんでもない。感情的になって暴行を加えたうえ暴言を吐いて脅したという、悪質な暴力行為である。このような行為を擁護する余地など全くない。

 裁判でも被害生徒が受けた被害をきちんと認定して必要な回復措置を図ること、また同種の事件を起こさせないことが求められている。

(参考)
◎被害生徒が県を提訴 高校部活顧問から体罰、暴言(岩手日報 2018/6/26)