大阪北部地震:児童生徒にも人的被害出る

 2018年6月18日午前7時58分頃、大阪府北部を震源としたM6.1の地震が発生した。震源付近の大阪府高槻市や枚方市などで最大震度6弱の揺れを観測し、建物への被害や人的被害も出ている。

 報道によると、地震発生時は登校時間帯だったこともあり、登校中の児童生徒が通学路でケガをしたり、すでに登校していた児童生徒が校内でケガをする事例や、校舎への被害なども報告されているという。

学校関係の被害

 6月18日夕方までに報道された内容によると、学校関係では判明しているだけでも、大阪府で登校中の児童1人が死亡し、登校中や校内にいた児童生徒少なくとも25人がケガをしたという。

小学校ブロック塀倒壊事故

 大阪府高槻市立寿栄じゅえい小学校で、地震によってプールのブロック塀が倒壊した。ブロック塀前の通学路を通り登校中だった4年女子児童が、倒壊した塀の下敷きになって死亡したと報じられている。

 通学路は幅6メートルほどの道路。路側帯に緑色の塗装がされ、児童は緑色部分を通るよう指示されていたという。地震により、プールのブロック塀が約30メートルにわたって崩れて、路側帯をふさぐように落ち、児童が下敷きになった。その様子を目撃した別の児童が、校門前にいた学校関係者に事故を伝え、学校から119番通報したという。教職員や近隣住民ら大人数人がかりで塀を持ち上げて救出しようとし、また通りかかったトラック運転手がジャッキを使って救出を試みたが、救出できなかった。児童は、駆けつけた消防隊に救出されて救急搬送されたが死亡したという。

 事故のあったブロック塀には、構造上の問題があった可能性があるとも指摘されている。

 このほか大阪市東淀川区では、児童の登校見守り活動ボランティアに携わっている地域住民が、見守り活動の場所への移動中に民家のブロック塀の倒壊に巻き込まれて死亡し、一緒に移動中の別の地域住民もケガをする事故も発生している。

その他の事故

 大阪府立牧野高校(枚方市)では、地震によって体育館の天井が一部損傷し照明が落下する事案があった。その際に損傷した天井・照明の破片や粉塵が巻き上がり、部活動で体育館にいた生徒2人の目に異物が入って治療を受けるなどしたと報道された。

 他にも大阪府では、「校内でグラウンドに避難しようとした小学生が転倒し軽傷」「自転車で通学中の高校生が転倒し骨折」「校内で落下物にあたり骨折」「通学路でがれきと接触しケガ」など、登校中や校内にいた児童生徒がケガをした事例も報告された。

 校舎への被害は、大阪府・京都府・滋賀県・奈良県・兵庫県の5府県、少なくとも105校で確認された。校舎の壁のひび割れやガラス破損などの被害があったという。