給食で4人がアレルギー発症、事前のチェック表ではアレルギー表示を未記載:埼玉・富士見市

 埼玉県富士見市の小中学校で提供された学校給食で、乳製品を原料に含むミートボールがアレルゲン表示のないまま提供され、児童生徒あわせて4人がアレルギー症状を発症していたことがわかった。

事故の概要

 事故は2018年5月14日に発生した。同日の学校給食で、市内の小学校1年の男子児童が、給食のミートボールを食べた直後にアレルギー症状を発症し、一時入院した。

 ミートボールは製造の際に乳製品を含んでいたが、教育委員会が学校を通じて配布した「食物アレルギー食品対象表」では、当該のミートボールについて乳製品を含んでいないものとして扱っていたことが判明した。作成担当者の手違いだという。

 当該のミートボールは、5月1日に中学校6校で、5月14日に小学校11校で提供された。

 富士見市教育委員会が各学校を通じて調査したところ、他にも乳製品アレルギーを持つ小学生の児童2人と中学生の生徒1人が、かゆみなどの症状を訴えたという。

 4人はいずれも回復している。

チェック体制が必要

 この事故では、児童生徒の症状が比較的軽かったのが、不幸中の幸いと言える面もある。しかし一歩間違えれば重大な事態になっていた危険性もある。

 書類作成の際の取り違え、誤記、ミスは、一般的にいえばありうることではある。しかし一歩間違えれば命にも関わるだけに、何重にもチェックが必要ではないか。

(参考)
◎給食で4人がアレルギー症状訴え(NHKニュース 2018/5/25)
◎アレルギー発症…富士見市立小、中学校で給食食べた4人 ミートボールに原因物質、連絡なくそのまま食べる(埼玉新聞 2018/5/26)