ほぼ毎日のように児童に避難指示、米軍ヘリ窓枠落下の小学校:沖縄

 2017年12月、校庭に米軍ヘリの部品が落下し児童が軽傷を負う事故があった沖縄県宜野湾市立普天間第二小学校。

小学校グラウンドに米軍ヘリ部品落下、事故当時はグラウンドで体育の授業中:沖縄
 12月13日午前、沖縄県宜野湾市立普天間第二小学校のグラウンドに、米軍ヘリからの落下物とみられる物体が落下し、児童が軽傷を負ったと報じられている。 報道によると、落下事故が起きたのは同日午前10時過ぎ。落下物は約1メートル四方のヘリの...

 2017年12月の事故後、米軍ヘリが校庭上空に近づくと児童らが避難する状況が続き、授業が中断される事例が相次いでいるという。

 毎日新聞2018年4月16日『沖縄・宜野湾の米軍ヘリ窓落下 普天間第二小、児童避難216回 米軍機、接近やまず 1日23回の日も』と、朝日新聞2018年5月10日『校庭から避難、3カ月で367回 ヘリ窓落下の小学校』が、それぞれ報じている。

避難の状況と授業中断

 2017年12月の事故後、学校側は校庭使用を中止していたが、2018年2月に全面再開した。

 沖縄防衛局は2017年1月以降、学校やPTAからの要望を受け、学校の屋上や校庭に監視員を配置した。目視で米軍機の飛行方向をチェックし、米軍機が学校上空を飛ぶ恐れがあると判断した場合は、校庭や屋外にいる児童や教職員に対して校舎内への避難を指示している。

 避難の指示はほぼ毎日出されているという。また1日20回以上の避難指示が出された例や、45分間の1回の体育の授業中に2度以上の避難指示が出されたケースもあった。

 体育の授業をはじめ、その他の機会にも、屋外での授業をする場合がある。避難に要する時間は1分ほどだというが、避難によって集中力が途切れ、授業再開には5分以上を要するという。また体育の長距離走の測定が中止になった学年もあったという。

 また休み時間にも、児童は外に出て遊んでいることもあるが、それが中断される事例も頻発していることになる。

 これでは、子どもが落ち着いて学べる環境・成長できる環境に、悪影響が出ているということにもなる。

 監視員配置という対策も重要だが、それ以前に学校上空を飛行させないようにしていくというのも重要なのではないか。学校だけで対応できるものではなく国全体の防衛政策や米軍との関係にもかかわってくるものだが、子どもの安全や教育環境が脅かされる状況は異常だといえる。