特別支援学校での給食事故、教職員4人を書類送検:大分

 大分県立南石垣支援学校(別府市)高等部3年だった女子生徒が2016年9月、給食をのどに詰まらせて死亡した事故で、大分県警は5月7日、適切な対応をしなかったとして、関係教職員4人を業務上過失致死の疑いで書類送検した。

 書類送検されたのは、校長、担任教諭、養護教諭2名(いずれも当時)の計4人。いずれの教職員も容疑を認めているという。

事故の経過

 報道によると、事故のあらましは、おおむね以下のようになっているという。

 生徒には知的障害などがあり、給食の際には教職員が付き添うことになっていた。

 しかし2016年9月15日の事故当時、担任教諭は別の生徒への対応で席を外し、この生徒から目を離していた。

 担任教諭や養護教諭2人は、生徒の異変に気付いたが応急措置ができなかったことが問われた。校長は管理責任を問われている。

 さらに、第三者委員会が事故調査を実施した際、第三者委員会へ証言をおこなった教職員に対して大分県教委が問いただすなど不適切と取れる言動があったことも発覚している。

 生徒の両親は、2018年1月に教職員らを刑事告訴していた。

 書類送検という対応は、重く受け止めるべき内容である。もっともこのような事故では、個人だけに非をなすりつけるものではなく、組織としての対応や再発防止策などについて考える必要がある。

(参考)
◎給食中倒れ生徒死亡、元校長ら書類送検 業過致死の疑い(朝日新聞 2018/5/7)
◎支援学校事故 給食時死亡、教職員ら4人書類送検 大分(毎日新聞 2018/5/7)
◎特別支援学校の給食事故 校長ら書類送検 大分(NHKニュース 2018/5/7)