千葉県館山市いじめ自殺:当時の同級生へのアンケート調査、いじめうかがわせるような回答

 千葉県館山市立中学校2年だった男子生徒が2008年9月に自殺し、背後にいじめがあったことが指摘されている問題で、この問題を調査している市の第三者委員会は4月24日、当時の同級生へのアンケート調査で、いじめをうかがわせるような回答が複数あったことを明らかにした。

いじめ事件の経過

 この事件をめぐっては、自殺した生徒へのいじめが指摘されていた。

 事件から10年近くが経過しているが、自殺直後の調査では館山市は「いじめと自殺との因果関係は不明」としていた。直後に実施した生徒へのアンケート結果について、用紙を破棄するなどもしていた。遺族側が再調査を求め続けていた。

 アンケートは、自殺した生徒の小学校・中学校時代の同級生を中心に636人を対象に、郵送・無記名方式で実施した。自殺した生徒へのいじめを目撃したりいじめの話を聞いたことがあるかどうかや、自殺した生徒について学校生活の様子などで記憶していることなどを聞いたという。転居などで宛先不明となったものが96人分あったものの、112人から返信の回答が寄せられた。

 回答によると、いじめを目撃したという情報が複数あり、またいじめの話を聞いたことがあるという証言も33人分あったという。

 一方で、事件から10年近くが経過していることもあって記憶が薄れている部分もあるという。

 やはり、早期に調査をおこなっていれば良かったのではないかとも思われる状況にもなっている。それでも、いじめがあったとうかがわれる状況が浮かび上がっている。

(参考)
◎館山の中2自殺 「いじめ行為見た」複数 第三者委アンケ回答 /千葉(毎日新聞 2018/4/25)