神戸市垂水区中3いじめ自殺:「破棄した」とされた調査メモは実際には存在した

2018年5月21日

 神戸市垂水区の神戸市立中学校3年だった女子生徒が2016年10月に自殺し、背後にいじめが指摘された問題に関連して、神戸市教委は4月22日、当初は「破棄した」とされていた学校側の調査文書が、実際は存在していたと発表した。

メモ「発見」の経過、隠蔽か?

 存在が確認されたメモは、生徒の自殺5日後に、学校側が同級生に聞き取り調査をおこなった際のメモだということである。他にも、生徒の自殺案件に関する調査について触れた、教頭作成の日報も発見された。

 メモについては、2017年8月の第三者調査委員会の調査報告書では「破棄した」と記載されていた。生徒の自殺当時の校長の申告を元にしたものだという。

 しかし同校の教員が調査報告書の内容を知り、「メモは存在する」と校長を通じて市教委に連絡した。しかし市教委はメモの現物を確認せず、報告書の修正をおこなわないまま、報告書は市長に提出された。

 これでは、メモの存在を故意に隠蔽したのではないかとも疑われる。真相究明を妨害し、家族に立場に寄り添っていないのではないかと思われてもおかしくない。

(参考)
◎神戸・中3自殺 「破棄」調査メモ、「学校内に存在」発表(毎日新聞 2018/4/22)