教諭2人がそれぞれ不適切指導:京都市立中学校

 京都市立洛水中学校(伏見区)で、1年学年主任の女性教諭(55)と、1年女子の保健体育科を担当する男性教諭(58)がそれぞれ、1年の女子生徒に対して不適切指導をおこなっていたことがわかった。

学年主任の不適切行為

 学年主任の教諭は2017年9月26日、女子トイレのスリッパの並べ方が悪いとして、3日間にわたって女子トイレのスリッパを撤去した。

 翌27日に教頭が、隠されていたスリッパを見つけ、教諭に事情を聴いた。教諭はスリッパを撤去したことは認めたものの、「学年集会で整頓を呼び掛ける」として、28日まで3日にわたってスリッパを使わせなかった。

 この間に生徒らは、スリッパを使わず靴下のままでトイレに入っていた。

 学年主任の教諭は「注意したが改善されなかったのでやった」と話したという。

保健体育科教諭の不適切行為

 保健体育科教諭は2017年10月~11月にかけて計6日間にわたり、担当する1年女子の体育の授業で、「忘れ物が多いことや、身だしなみが悪いことへの連帯責任」として、生徒全員に対して長袖ジャージーの着用を禁じ、半袖半ズボンで体育の授業を受けさせた。

 授業時、気温が10度を下回った日もあったという。また体調不良で見学している生徒にも半袖半ズボンの着用を強要していた。

 保健体育科教諭は「ルールを守らせるため」「前任校在籍時代からおこなっていた」と釈明しているという。

いずれも不適切指導

 同じ学校・学年で2人の教師がそれぞれ起こした「指導」は、いずれも不適切なものである。

 新聞報道の範囲では、教諭らの指導によって体調を崩すなどした生徒は報告されていないが、このような指導では、生徒の健康にも悪影響を与える恐れがあるのではないか。

 また、連帯責任のような対応も、とんでもないことである。人権侵害と批判されてもおかしくないような不適切指導だといっていい。

 このような不適切な「指導」は、根絶させる必要がある。

(参考)
◎教諭、女子トイレスリッパ隠し 京都の中学、生徒に謝罪(京都新聞 2018/2/28)